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安哲秀氏が「国民の力」入党を再び拒否、呉世勲氏「度量の大きな合意があるだろう」

安哲秀氏が「国民の力」入党を再び拒否、呉世勲氏「度量の大きな合意があるだろう」

Posted March. 06, 2021 08:14,   

Updated March. 06, 2021 08:14

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4月のソウル市長補欠選挙の野党候補一本化をめぐる神経戦が激しさを増している。野党「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)候補は5日、「入党はまさに離党しろという意味」とし、「国民の力」の入党を再度拒否した。一方、野党「国民の力」の呉世勲(オ・セフン)候補は、「度量の大きな合意が形成されるだろう」と述べた。

安氏は同日、KBSラジオで、「国民の力」が入党を迫っていることについて、「私が離党すれば党の支持者の1割ほどが単一候補を快く支持できるだろうか」とし、拒否の意向を明らかにした。そして、「10年前を考えれば、当時、朴元淳(パク・ウォンスン)候補が無所属で恐らく10番だった」とし、「どのようにすれば考えが異なる双方の支持層を一つにしていくのかが最も重要なポイント」と強調した。安氏は、「国民の力」が取り上げた市民予備選挙についても、「新型コロナ禍」を理由に一蹴した。

呉氏は同日、YTNラジオで、「ある瞬間に、あれこれの些細な条件をすべて退けて大きな度量で合意する姿が必ず出てくるだろう」とし、焦らない構えだ。呉氏は102議席の野党第1党である「国民の力」という「本家」を基盤に、組織と動員力を最大限引き上げる計画だ。呉氏は、「(野党の)候補一本化を越えた歴史的な責務を感じる」とし、野党第1党の候補としての地位を強調した。呉氏側関係者は、「予備選挙で羅卿瑗(ナ・ギョンウォン)候補を大差で退ける異変をなし、『逆転勇士』のイメージを強調する計画」とし、「ひとまず党内本戦のライバルをはじめ全体的な統合を通じてシナジー効果を最大化する方針」と語った。

野党圏では、中道カラーが強い呉氏が登場し、安氏は戦略の修正が避けられなくなったと見ている。「国民の党」の内部からは、安氏の主張とは違って、「『国民の力』との合流を先に提案しよう」という声も出ている。


ユン・ダビン記者 empty@donga.com