バイデン政権初の安保指針「同盟国と連携して中国に対抗」

バイデン米政権が３日（現地時間）、中国に対抗する内容が含まれた、「国家安全保障戦略」の策定に向けた暫定的な指針を公表した。バイデン政権発足から約４０日後に出され、今後の米国の外交安保政策の方向と青写真を含んでいる。

　

ブリンケン国務長官は同日、ホワイトハウスの指針発表に先立ち、中国との関係は「２１世紀の地政学上の最大の試練」と指摘し、中国を「安定的で開放された国際秩序に挑戦する経済力、外交力、軍事力、技術力を持つ唯一の国」と位置づけた。また、中国について「国際秩序の中核をなすルールや価値観を弱体化させている」と強調した。

また、「私たちが抜けた場所を中国が占めた」とし、同盟国や友好国との協力強化でこれに対抗すると強調した。同盟国を「力を倍増させる米国の特別の資産」と呼び、「同盟国の力を結集して、中国が無視できないようにする」と力説した。


ワシントン＝イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com