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韓米の安保室長が電話会談、「対北朝鮮で緊密協力を再確認」

韓米の安保室長が電話会談、「対北朝鮮で緊密協力を再確認」

Posted March. 03, 2021 08:10,   

Updated March. 03, 2021 08:10

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徐薫(ソ・フン)大統領府国家安保室長とジェイク・サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)が2日、電話で会談し、バイデン政権が見直している対北朝鮮政策について話し合ったと、大統領府が明らかにした。両国の外相と北朝鮮核問題代表に続き、外交安保の指令塔である両者が意思疎通し、バイデン政権が4、5月頃に公表すると予想される新たな対北朝鮮政策をめぐる韓米間の調整が本格化しているとみられる。

大統領府の康珉碩(カン・ミンソク)報道官は同日、「徐室長とサリバン補佐官が1時間にわたって韓半島情勢に対する評価と現在進行中の米国の対北朝鮮政策の動向を共有した」とし、「韓半島の非核化と恒久的な平和定着に向けて今後も韓米が緊密に協調していくことで意見が一致した」と明らかにした。両者は、国家安全保障会議(NSC)を含む各レベルで韓米間の緊密な意思疎通が常になされていることを評価し、新型コロナウイルスの感染拡大を考慮しつつ早期に対面協議を推進することで合意したと、大統領府は伝えた。徐氏とサリバン氏は、バイデン氏が1月20日に就任した直後の23日に初めて電話で協議している。

ホワイトハウスも同日、協議内容を公開し、「韓米同盟の堅固さ、北朝鮮に対して緊密に協力するという共同の約束、韓半島の平和と安定を維持することの重要性を再確認した」とし、「新型コロナウイルスの解決と気候変動対策を含む様々な共同の外交政策の優先順位についても話し合った」と明らかにした。

徐氏とサリバン氏が1時間という少なくない時間、協議したことから、対北朝鮮政策をめぐる韓米間の意見の相違を含め、様々なことが話し合われたという観測が流れている。任期を1年残した文在寅(ムン・ジェイン)政府は米朝交渉を早急に再開することを望んでいるが、バイデン政権は北朝鮮に対する抑止と制裁で北朝鮮を実質的な交渉のテーブルに引き出すという方針だ。外交筋は、バイデン政権が「新たな戦略の採択」のためと明らかにした対北朝鮮政策の見直しについて「2、3ヵ月かかるだろう」と見通した。


ファン・ヒョンジュン記者 ワシントン=イ・ジョンウン特派員 constant25@donga.com · lightee@donga.com