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米裁判所、プエブロ号だ捕で北朝鮮に23億ドル支払い命令

米裁判所、プエブロ号だ捕で北朝鮮に23億ドル支払い命令

Posted February. 27, 2021 08:11,   

Updated February. 27, 2021 08:11

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米国ワシントンの連邦地裁が24日(現地時間)、1968年に北朝鮮に拿捕された米海軍の情報収集艦「プエブロ号」の元乗組員と家族ら約170人に、北朝鮮が23億ドル(約2兆5800億ウォン)を支払うよう命じる判決を下した。北朝鮮関連の賠償額の中で過去最高額だ。これまでの最高額は、北朝鮮に拘束されて解放された後、2017年に死亡した米国人大学生オットー・ワームビア氏事件の5億113万ドル。

米政府系放送局のボイス・オブ・アメリカ(VOA)などによると、裁判所は、乗組員49人に対して1人当たり1310万~2380万ドルの計7億7603万ドル、家族90人に2億25万ドル、遺族31人には1億7921万ドルを賠償額とした。ただし、北朝鮮が判決を認めて支払い命令に応じる可能性は低い。 

プエブロ号は1968年1月、東海(トンヘ、日本海)で調査活動中に北朝鮮海軍の哨戒艇に拿捕された。北朝鮮は同年12月、米国が北朝鮮の領海を侵犯したという謝罪文に署名した後、乗組員82人、死亡した1人の遺体を引き渡した。乗組員は帰国後、「拘束中に肉体的および精神的な虐待を受けた」と明らかにし、2018年に訴訟を起こした。


李恩澤 nabi@donga.com