Go to contents

米大統領補佐官「韓米同盟はインド太平洋地域の核心軸」

米大統領補佐官「韓米同盟はインド太平洋地域の核心軸」

Posted January. 25, 2021 07:28,   

Updated January. 25, 2021 07:28

한국어

徐薫(ソ・フン)大統領府国家安保室長は23日、バイデン米政権のジェイク・サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)と初めての電話会談を行い、北朝鮮核問題の解決策と韓米間の協力について協議した。サリバン氏は、「韓米同盟はインド太平洋域内の平和と繁栄の核心軸」と表現したことをめぐって、バイデン政権が文在寅(ムン・ジェイン)政府に中国牽制の必要性を強調したという観測が流れている。ホワイトハウスは、「サリバン氏が、北朝鮮核問題に対する韓米間の調整の重要性を強調した」と明らかにした。

康珉碩(カン・ミンソク)大統領府報道官は同日、書面で、「両者は最近の韓半島情勢に対する評価を共有し、韓半島の非核化と平和定着という目標達成に向けて協議し、努力していくことで意見が一致した」と明らかにした。また、「サリバン氏は『韓米同盟はインド太平洋域内の平和と繁栄の核心軸だ。民主主義、法治の価値を共有する同盟として、今後韓国と様々な懸案について緊密に協議していく』と話した」と伝えた。これに先立ち、バイデン大統領も就任前の昨年11月、文大統領との電話協議で、韓国を「インド太平洋地域の安全保障と繁栄の核心軸」と強調した。

サリバン氏が、「民主主義、法治を共有する同盟」とまで強調したのは、韓米は中国とは違って「民主主義価値同盟」であるため、中国への圧力に韓国が参加しなければならないという考えを繰り返し表わしたとみられる。オースティン米国防長官も24日、徐旭(ソ・ウク)国防部長官との電話会談で、「韓米同盟は北東アジアの平和安定の核心軸であり、最も模範的な同盟と評価する。同盟関係をさらに堅固に発展させるよう緊密に協力する」と述べた。

ホワイトハウスは、両者が電話会談を行ったことを明らかにし、「サリバン氏が、韓米同盟をさらに強化するというバイデン政権の公約を強調した」とし、「新型コロナウイルスや気候変動の対処など地域やグローバルな問題だけでなく、北朝鮮問題に対する緊密な調整の重要性を強調した」と述べた。

文大統領は早ければ今週にもバイデン氏と電話会談を行うとみられる。大統領府関係者は、「国防部に続き外交部長官など韓米の外交安保トップ間の電話会談の後、近く首脳間の電話会談があるだろう」と述べた。


パク・ヒョモク記者 ユン・サンホ軍事専門記者 tree624@donga.com