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コスピが初めて2700P突破、三星電子は7万ウォン台に

コスピが初めて2700P突破、三星電子は7万ウォン台に

Posted December. 05, 2020 09:02,   

Updated December. 05, 2020 09:02

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総合株価指数(コスピ)が、証券市場史上初めて2700ポイントの大台を突破した。対ドルウォン相場は、1ドル=15ウォン近くウォン高ドル安が進み、2年半ぶりのウォン高ドル安の1ドル=1080ウォン台までウォン高が進んだ。世界的な景気回復への期待から、外国人投資家が連日「バイ・コリア」に乗り出し、株高とウォン高が同時に進んでいる。

4日、コスピは前日より35.23ポイント(1.31%)高の2731.45で取引を終えた。個人と機関投資家は売り越しとなったが、外国人投資家が半導体や製薬株を中心に7700億ウォン分を買い入れて、コスピの上昇ムードを牽引した。外国人が今月に入って買い越した金額は1兆5700億ウォン。これを受け、コスピは4日連続、史上最高値を更新した。

コスピの代表銘柄である三星(サムスン)電子は、前日に取引中一時7万ウォンを突破したのに続き、同日は2.58%高の7万1500万ウォンで取引を終えた。終値基準でも7万ウォンの時代を切り開いたことになる。

前日、2年6ヵ月ぶりに1ドル=1100ウォン台を割り込んだウォン相場は、1ドル=14.9ウォン・ウォン高ドル安の1ドル=1082.1ウォンで取引を終えた。2018年6月12日(1ドル=1077.2ウォン)以降最安値となる。ウォン高が外国人の国内証券市場への流入につながり、この買いの勢いが再びウォン高を率いる構図が繰り返されている。

米バイデン政府の大規模な景気刺激策や、これによるドル安で外国人の韓国証券市場への流入が続き、コスピの上昇の勢いは続くだろうという見方が出ている。新型コロナウイルス感染症のワクチン開発で、株式などの危険資産に対する投資心理が回復したことも一役買っている。

しかし、実体経済とかけ離れた株価の高騰ぶりに不安を示す投資家も少なくない。コスピは、この1ヵ月間で15.87%上昇したが、コロナの第3次拡大を受け、実体景気はさらに減速するだろうという懸念が大きいからだ。IBK投資証券のイ・ジョンウ・リサーチセンター長は、「ほかのアジア諸国と比較して、国内証券市場だけが特に急上昇した。長く続く流れとは言い難い」と語った。

ソフトバンクの孫正義会長は最近、「ワクチンが開発されているが、新型コロナの再流行により、2、3カ月以内に災いが起こりかねない。最悪の状況に備えて攻撃的に資産を売却した」と述べた。ソフトバンクが保有している現金だけで800億ドル規模だという。


チャン・ユンジョン記者 yunjng@donga.com