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57年間宇宙人を追跡したアレシボ望遠鏡が崩壊

57年間宇宙人を追跡したアレシボ望遠鏡が崩壊

Posted December. 03, 2020 08:46,   

Updated December. 03, 2020 08:46

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最近相次ぐ事故で解体の手続きを踏んでいたカリブ海の米国領・プエルトリコ島のアレシボ電波望遠鏡が、ついに崩壊した。

米国立科学財団(NSF)は1日(現地時間)、報道資料を発表して、「直径305メートルのアレシボ望遠鏡のアンテナが崩壊した。支持台の上部が崩れて、約900トンの重機が140メートル下の皿の上に落ちた」と明らかにした。事故による負傷者はいないという。

この望遠鏡は今年8月、アンテナ上に取り付けられていたケーブルが切れて、パラボラアンテナの一部が破壊された。先月も同様の事故が起きると、NSFは安全を懸念して解体決定を下した。

アレシボ望遠鏡は、1963年の設置以来、50年以上、世界最大の単一望遠鏡として世界の天文学研究に大きく貢献してきたという評価を受けている。宇宙惑星の研究や小惑星追跡などに使われ、ジョディ・フォスター主演の1997年の米SF映画「コンタクト」にも登場した。2016年に中国が、直径500メートルの電波望遠鏡「天巌」(天の目)を作り、世界1位の座を明け渡した。


李雪 snow@donga.com