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駐韓日本大使館「福島原発の汚染処理水放出」強行を示唆

駐韓日本大使館「福島原発の汚染処理水放出」強行を示唆

Posted November. 21, 2020 08:48,   

Updated November. 21, 2020 08:48

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駐韓日本大使館当局者が20日、韓国の記者団に対して、福島第1原発の汚染処理水の海洋放出について、「断言はできないが、今年中に放出案を具体的に決める可能性がある。2022年夏頃を放出時期に想定している」とし、強行を示唆した。「放射性物質の濃度を放出基準より低くして放出する予定」として安全性を強調し、日本政府が原発汚染処理水の海洋放出を事実上決定した状況で、韓国内の不安を払拭するために世論戦に出たとみられる。日本が放出を公式に発表すれば、菅義偉内閣発足後、韓日の新たな対立要因に浮上することが予想される。

同当局者は、「いつまでも(放出の決定を)先送りすることはできない」とし、「(決定は遅くとも)当然(来年の)東京五輪前になるだろう」とし、「(放出時期である)2022年は、福島原発の敷地に汚染処理水を貯蔵するタンクを増設できない時期」と述べた。同当局者は、韓国政府が汚染処理水の放出に懸念を示してきたことについて、「モニタリングする方針であり、すべての情報を公開する」としつつも、「(放出の)決定は主権国(の問題)」とし、放出するかどうかを協議する意向はないことを明確にした。これに対して外交部は、「(汚染処理水の処理に関する)情報の公開を引き続き求めていく」と明らかにした。


韓基渽 record@donga.com