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ソフトテニスの兄妹チャンピオン、国内最古の東亜大会に応援のメッセージ

ソフトテニスの兄妹チャンピオン、国内最古の東亜大会に応援のメッセージ

Posted October. 31, 2020 08:39,   

Updated October. 31, 2020 08:39

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「こういう写真は『猟写(猟奇的な写真)』でしょね?そういえば、兄も私も本当に見違えるほど洗練されましたね」

韓国内女子ソフトテニスの最強、NH農協銀行のムン・へギョン(23)が、兄のムン・デヨン(27)と一緒に写った写真アルバムを見ながら冗談を投げた。聞慶(ムンギョン)市庁所属でソフトテニスをして、現在は公益勤務要員として勤務しているムン・デヨンは、自分が登場した新聞記事や写真を見てはしきりに「私が持っていない写真もある。記事を見ると、あの時が思い出される」と話した。

東亜(トンア)日報は創刊100周年を迎えて、東亜日報との貴重な縁を結んだ人たちに感謝を表する」同感-百年の縁」と題したイベントの一環として、ムン・デヨン、ヘギョン兄妹に「東亜百年の青い鳥」と写真アルバムなどをプレゼントとした。30日、兄妹にプレゼントを贈呈したパク・ヒョンジン東亜日報文化事業本部長は、「ソフトテニスは東亜日報創刊100年と一緒にしてきた種目であり、国内単一大会では最も古い種目だ」とし、「逆境を乗り越えた文兄妹のスポーツ精神を称え、東亜が過去一世紀のように、今後もスポーツ精神を鼓吹し、ソフトテニスを継続的に応援するという意味だ」と語った。

幼年期に事故で父親を亡くした文兄妹は、厳しい環境の中で育った。ムン・デヨンは7歳の時に、木の枝に左眼を刺されて失明する試練も味わった。しかし、兄妹は逆境の中でも、韓国ソフトテニスを代表する選手に成長した。2007年、ムン・デヨンが通っていた聞慶中学は、当時新設された男子中学部の決勝でアン・ソンジュンを3-2で破って初代チャンピオンになり、横城(フェンソン)中学との準決勝でシングルスとダブルスで勝利を勝ち取ったムン・デヨンは、決勝でもダブルスで勝利し、チーム優勝を導いた。ムン・デヨンは「身に余る贈り物をいただくような気がして、嬉しいなながらもきまり悪い」とし、「2007年にこの大会で初めて個人戦で優勝する際、『私もできる』という考えた。その時に得た前向きな力と自信が、選手生活を継続できた原動力になったようだ」と話した。ムン・デヨンは、来年11月に招集解除後、コートに復帰する。

兄の影響でソフトテニスを始めたムン・ヘギョンは、昨年大会でシングルス、ダブルス、混合ダブルス、団体戦の4冠となった。兄妹が時差を置いて、並んで東亜日報旗大会でトップに立ったのだ。ムン・ヘギョンは、「東亜日報旗大会は、毎年最も重要だと考えて準備する大会だ。東亜日報が100周年を迎えて、私たちに与えた贈り物から機運を受けて、今年も良い成績を出すことができるような気がする」と話した。


聞慶=キム・ジョンフン記者 hun@donga.com