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トランプ氏「シャイ票」結集 vs「僅差の優勢」のバイデン氏 米大統領選

トランプ氏「シャイ票」結集 vs「僅差の優勢」のバイデン氏 米大統領選

Posted October. 31, 2020 08:40,   

Updated October. 31, 2020 08:40

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米大統領選が3日後(11月3日)に迫った中、勝負の天秤はまだどちらにも傾いていない。支持率調査では、民主党大統領選候補のバイデン前副大統領が多少リードしているが、核心激戦州の事前投票で予想に反してトランプ大統領支持者の参加が増え、保守層結集現象が起きている。

29日(現地時間)、米紙ワシントン・ポストによると、フロリダ、アイオワ、ノースカロライナ、ペンシルバニア州の激戦4州の事前投票の現況を分析した結果、1ヵ月前には全体の事前投票者の中で占める割合が民主党支持者54%、共和党支持者17%で3倍以上の差があった。しかし、現在は民主党支持者44%、共和党支持者33%となり、差が縮まっている。

CNNは、激戦州の中で最も多い選挙人が割り当てられたフロリダ州(29人)で、先週は民主党支持者の事前投票参加率が共和党支持者より9ポイント高かったが、今週は差が4ポイントに縮まったと伝えた。他の激戦州でも同様の様相となった。トランプ氏の支持者が結集して大挙事前投票に参加しているとみられる。

支持率調査ではバイデン氏が優位を維持している。政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」(RCP)によると、30日(現地時間)、バイデン氏は全国単位の支持率でトランプ氏を7.4ポイントリードした。支持率調査で見ると、538人の全選挙人団のうち、バイデン氏が216人、トランプ氏が125人を獲得するとみられる。

しかし、3分の1を上回る197人が未定状態なので、激戦州の選挙結果によってトランプ氏が逆転する可能性も排除できない。特に、両者が死活をかけているフロリダ、アリゾナ、ノースカロライナ州では、支持率の差が1ポイント内外なので、事実上の同率に相違ないという分析が出ている。

両者は29日、フロリダ州で選挙集会を行った。トランプ氏は夫人のメラニア氏と共に、保守指向のヒスパニックの有権者を攻略した。トランプ氏は、キューバやベネズエラなどから来た人々が社会主義に強い拒否感を持っていることを考慮し、バイデン氏を左派だと攻撃した。バイデン氏も、「米国の魂がフロリダにかかっている」と支持を訴えた。両氏は30日にも、ミネソタ、ウィスコンシン州など中北部の激戦州を訪れる。


兪載東 jarrett@donga.com