Go to contents

習近平主席が「抗米援朝」参戦記念日に演説へ、最高指導者では江沢民氏以来20年ぶり

習近平主席が「抗米援朝」参戦記念日に演説へ、最高指導者では江沢民氏以来20年ぶり

Posted October. 23, 2020 08:28,   

Updated October. 23, 2020 08:28

한국어

中国で、韓国戦争を称する「抗米援朝(米国に対抗して北朝鮮を支援する)」が強調されている。参戦記念日(25日)の2日前に開かれる記念式に習近平国家主席が中国最高指導者としては20年ぶりに演説する。米中対立の中、愛国心を奮い立たせて米国に対抗するという中国指導部の思惑があるとみられる。

22日、中国共産党機関紙「人民日報」など中国の主要メディアは一斉に、「習主席が23日、北京人民大会堂で開かれる『中国人民志願軍抗米援朝作戦70周年記念大会』で重要な演説をする」と報じた。中国の最高指導者が韓国戦争参戦記念式で演説をするのは2000年の江沢民元主席以来20年ぶり。習氏は演説で、米国を念頭に置いて韓国戦争の時のように中国の国力を結集しなければならないと強調するとみられる。

習氏が直接演説をするのは、それだけ米中対立が激しいことを物語る。江元主席が演説した時も、1999年5月に米軍爆撃機がユーゴスラビアの中国大使館を誤爆して中国の外交官が死亡した事件の影響で、反米世論が高まった時だった。

最近の状況も当時に劣らない。米国は、ファーウェイ(華為技術)やTikTokなど中国企業への制裁を強めているうえ、台湾やチベットに対して友好的な態度を強化し、中国にとって最も敏感な「一つの中国」原則の亀裂を図っている。


金祺容 kky@donga.com