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三星SDS、企業のビデオ会議技術の高度化に乗り出す

三星SDS、企業のビデオ会議技術の高度化に乗り出す

Posted October. 22, 2020 08:57,   

Updated October. 22, 2020 08:57

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三星(サムスン)SDSが、差別化されたセキュリティ機能を適用したクラウドベースの企業向けコラボレーション・ソリューション「ブリティワークス(Brity Works)」の技術高度化に乗り出している。新型コロナウイルスの感染拡大でビデオ会議の需要が増えたことで、ハッカーによる攻撃の懸念も高まっているからだ。

三星SDSは、ブリティワークスのビデオ会議のソリューションであるブリティミーティング(Brity Meeting)に、△ユーザーの権限設定、△データ暗号化、△情報漏洩防止などのセキュリティ機能を大幅に強化した。リモート会議は、事前にアクセス許可を受けた人だけが使い捨てパスワードの認証を受けて出席できるようにした。会議資料は、ビデオ会議システム以外の空間では開くことができない。会議のチャット内容も、会議の主催者だけが保存できるようにして、情報共有を最小限に抑えた。会議の内容およびデータが外部に流出しないように、画面キャプチャ防止機能も搭載した。

三星SDSは、ブリティミーティングを遠隔会議、オンライントレーニング、セミナーなどにまで対応する総合ビデオ会議のソリューションに発展させる方針だ。このため、画面共有機能、板書、アンケートなどの機能まで追加した。

ブリティワークスは、三星グループ内の画像コミュニケーションツールとして定着した。特に海外で勤務している三星の役員や従業員を含めて、約50万人が社内外のコラボレーションと業務自動化に活用している。三星の新入社員採用のためのオンライン職務適性検査(GSAT)にも、ブリティミーティングソリューションが活用された。三星SDSの関係者は、「クラウドベースであるため、他の企業も活用が可能で、ブリティワークスを通じた事業拡大を推進している」と語った。ブリティワークスは、三星SDSホームページの「マイトライアル(My Trial)」メニューを通じて無料で体験できる。


柳根亨 noel@donga.com