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米、「ファーウェイ排除」で韓国への圧力露骨化

米、「ファーウェイ排除」で韓国への圧力露骨化

Posted October. 19, 2020 07:46,   

Updated October. 19, 2020 07:51

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米国が16日(現地時間)、華為技術(ファーウェイ)など中国の5G(第5世代移動通信システム)企業の排除を目指す「クリーンネットワーク」構想への韓国の参加を迫った。14日、リモートで開かれた第5回韓米高位級経済協議会(SED)でこのような立場を韓国に伝えたことを公式資料で明らかにしたのだ。一方、韓国は会談後、米国から要請があったことを明らかにしなかった。米中両国から選択を迫られている政府の状況がうかがえる。

米国務省は、SED会議の結果資料で、「米国は、韓国が自国の安全保障のためにクリーンネットワークに合流することが極めて重要だと信じる」とし、「米国は、クリーンネットワークが中国共産党によるデータの安全および人権などに対する長期的な脅威に対応する包括的方法だと説明した」と明らかにした。米国務省のケース・クラーク次官が会議で、「韓米の経済パートナーシップは信頼できない高危険群の通信企業からクリーンな5Gのインフラを守ることを含む」と述べた。国務省はクリーンネットワークにすでに参加している企業として韓国のKTとSKテレコムを取り上げ、ファーウェイの通信装備を使ってきたLGユプラスには触れなかった。

一方、米国より早く14日に発表された外交部のSED結果資料には、クリーンネットワークに関する内容はまったくなかった。米国の反中戦線の参加圧力に対して韓米間の意見の相違が露呈したとみられる。SEDが終わった後、外交部当局者は米国のクリーンネットワーク参加圧力について、「米国が従来の立場を私たちに話した」とし、「(参加について)まだ(立場を整理する)時間と検討が必要だ」とだけ述べた。


韓基渽 record@donga.com