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野党「国民の力」が独自国政監査、北朝鮮に射殺された公務員の兄が出席

野党「国民の力」が独自国政監査、北朝鮮に射殺された公務員の兄が出席

Posted October. 19, 2020 07:47,   

Updated October. 19, 2020 07:47

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北朝鮮軍によって西海(ソヘ・黄海)上で射殺された海洋水産部公務員の実兄のイ・レジンさんが18日、野党「国民の力」が主催した「国民国政監査」に出席し、弟が海に転落した可能性を再び提起した。

イさんは同日、国会の「国民の力」代表室で開かれた「公務員西海射殺事件の真実を聴く国民国政監査」に出席し、「弟は複合艇のチーム長だった。その上で作業して足を踏み外した可能性が高い」と主張した。イさんは、政府の「越北」主張に対しては、「弟は行方不明者として国家が待遇しなければならない」と強調した。

イさんはさらに、「(政府は)弟が死んだ後に捜索するふりをしている。弟の犠牲を『名誉殺人』するな」と訴えた。

イさんとともに出席した延坪島(ヨンピョンド)のシン・ジュングン漁村契長も、事件当時の潮の流れや風の強さなどを指摘し、「転落死ではないかと思う」と足を踏み外した可能性に注目した。

「国民の力」は、イさんらの証言をもとに、政府が行方不明者を救出せず、その時間に越北の証拠を探すことに集中したとし、政府の責任を再び強調した。「国民の力」は当初、イさんらを国政監査の証人に採択しようとした。イさん自ら国政監査への証人出席を要請したが、与党「共に民主党」の反対で実現せず、同日「国民国政監査」という名で国会で単独の懇談会が開かれた。


ユン・ダビン記者 empty@donga.com