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平壌にICBM載せた新型移動式発射装置、米当局が確認

平壌にICBM載せた新型移動式発射装置、米当局が確認

Posted September. 24, 2020 08:18,   

Updated September. 24, 2020 08:18

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来月10日の北朝鮮労働党創建75周年の軍事パレードを控え、平壌(ピョンヤン)の美林(ミリム)飛行場に練習のための装備と兵力が集結している中、米当局は22日(現地時間)、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射が可能な2~4台の新型移動式発射装置(TEL)を確認した。

米政権関係者は東亜(トンア)日報に対し、「新型TELが捉えられたことから、北朝鮮が党創建日にICBMの能力をアピールする可能性があるとみられる」とし、「新型の火星15か注視している」と明らかにした。火星15は米朝対話前の2017年11月29日に発射実験され、韓国国防部は、「正常角度の発射時、射程距離1万3千キロ以上」と国会に報告した。米東部まで到達可能ということだ。

今回捉えられた新型のTELは、車体の基本フレームのシャーシと発射メカニズムが改善されたという。平安南道舍人里(ピョンアンナムド・サインリ)から運ばれた可能性が有力視されている。これに先立ち、北朝鮮が舍人里でICBMとTELを組み立て、試験運行する様子が米当局に捉えられている。(本紙6月11日付A6面参照)

 

また、今月初め、美林飛行場では2基以上の中距離弾道ミサイル「北極星2」(KN15)が捉えられたという。米政権関係者は、「(平安南道平城市の)舍人里で組み立てが完成されたKN15改良型の可能性に注目している」と話した。

これと関連して、米シンクタンク「ナショナル・インタレスト・センター」(CNI)のハリー・カジアニス韓国担当局長は、本紙の取材に対して、「最近会ったホワイトハウス関係者らは、北朝鮮がこれまでとは異なる固体燃料の中長距離ミサイルを今回の歴代級大規模パレードで披露することを懸念していた」と伝えた。 

米当局はまた、新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される中でも、来月の軍事パレードに2万人以上が参加する大規模行事になると見ている。


ワシントン=キム・ジョンアン特派員 jkim@donga.com