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ブルックス元在韓米軍司令官、「北朝鮮の高額な費用要求で遺骨発掘中止」

ブルックス元在韓米軍司令官、「北朝鮮の高額な費用要求で遺骨発掘中止」

Posted September. 21, 2020 08:35,   

Updated September. 21, 2020 08:35

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シンガポールの米朝首脳会談の合意で米兵の遺骨55柱が返還された後、遺骨返還が実現しなかったのは、北朝鮮の「追加金」要求のためだと、ビンセント・ブルックス元在韓米軍司令官が明らかにした。

 

当時、返還交渉に関与したブルックス氏は18日(現地時間)、「ファサルモリ高地のほかにも長津湖(チャンジンホ)付近の共同遺骨発掘を北朝鮮と合意した」とし、「しかし合意後、北朝鮮が高額な費用を要求し、発掘の議論が中止になった」と米政府系放送局「ボイス・オブ・アメリカ」(VOA)に語った。そして、「北朝鮮は発掘に投入する(北朝鮮側の)人員の費用、米国の人員の滞在費用などの目録を作成した」とし、「結果的に議論そのものが不合理になり、昨年初めに決裂した」と述べた。特に、「北朝鮮は発掘に必要な装備より3~4倍の装備を要求した」とし、「明確に他の目的に転用する意図があった」とも述べた。

北朝鮮は、シンガポール会談翌月の2018年7月、米兵の遺骨55柱の返還の時は別途の費用を要求しなかったというが、その後の返還には高額な費用と物品支援を要求したという。米国は1990~2005年の約629柱の遺骨の返還で、約2200万ドル(約256億ウォン)を北朝鮮に渡した。


イ・ユンテ記者 oldsport@donga.com