Go to contents

朝鮮時代の梅雨を管理していた水門の姿は

朝鮮時代の梅雨を管理していた水門の姿は

Posted August. 11, 2020 08:16,   

Updated August. 11, 2020 08:16

한국어

ソウル歴史博物館は、東大門(トンデムン)歴史文化公園内の「東大門歴史館」が11日、2年間の改装を終えて再オープンすると、10日明らかにした。

展示は4つのテーマで構成されている。「訓練院と下都監」では、朝鮮時代に武科試験を主管して武芸鍛錬を司った「訓練院」、軍事訓練や武器製作を担当した「下都監」を紹介する。展示室の床に付着されているQRコードをタブレットに認識させれば、過去の姿が拡張現実として具現される。5つのポイントで訓練院の武科試験、下都監の鉄器生産、漢陽(ハンヤン)都城の城壁と水門も見ることができる。

「都城の水門」は、都城内の河川の流れを管理していた五間水門と二間水門の構造と役割を紹介する。二つの水門は、城外に河川水を通過させる排水口の役割だけでなく、外部から侵入する敵を防ぐための防御機能も果たした。4メートルを超える二間水門の木柵の実物と模型、映像を見ることができる。

「二十世紀の変化」では、開港以降軍事制度が見直され、訓練院と下都監の敷地に開設された訓練院公園と京城(キョンソン)運動場の様子も確認できる。訓練院公園の敷地から発掘された瓦歩道遺構(昔の土木建築の構造と様式が分かる手がかりとなる跡)も、観覧客が間近で観覧できる。

最後のコーナーである「地中から発見された歴史」は、2008年に東大門運動場の撤去後に行われた発掘調査の成果を紹介する。鉄製武器と皿、釜のような生活用具類など、鉄器生産関連遺物を見ることができる。

展示室の床では、運動場の遺跡発掘図面を層位別に刻印とゴボライトで演出して、昔の運動場敷地の歴史的変化を表わした。サンドクラフト体験や朝鮮時代の武芸動作を直接体験するコーナーなど、子どもたちのための展示体験空間も設けられた。

東大門歴史館は無料で観覧できる。生活の中の距離置き(ソーシャルディスタンス)運営方針に基づいて、事前予約観覧制で運営する。観覧時間は午前10時から1日3回。予約は、ソウル市の公共サービス予約(yeyak.seoul.go.kr)。


キム・ハギョン記者 whatsup@donga.com