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米軍縮特使、核戦略兵器の訓練の様子をツイッター投稿

米軍縮特使、核戦略兵器の訓練の様子をツイッター投稿

Posted August. 03, 2020 08:33,   

Updated August. 03, 2020 08:33

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エスパー国防長官ら米政府高官が、大陸間弾道ミサイル(ICBM)「ミニットマン3」や原子力潜水艦など核戦略兵器の訓練および参観の写真を相次いで公開した。

対立が激しさを増している中国と新たな核軍縮交渉に消極的なロシアを狙った圧力であると共に、核放棄を拒否する北朝鮮に対する間接的な警告という観測が流れている。

米国のマーシャル・ビリングスリー軍縮担当大統領特使は先月31日(現地時間)、自身のツイッターに、ノースダコタ州マイノット空軍基地で実施されたミニットマン3の弾頭の組み立ておよび点検訓練の参観の写真を投稿した。B-52など戦略爆撃機の運用の責任を負う米空軍地球規模攻撃軍団のティモシー・レイ司令官(大将)と共に将兵がミニットマン3に3発の模擬弾頭を装着するのを見ている写真だ。

米政府当局者が、ミニットマン3の弾頭組み立て訓練を公開したのは異例。300~450キロトン(1キロトンはTNT火薬1000トンの破壊力)級核弾頭3発が装着されるミニットマン3は、核爆撃機、戦略原子力潜水艦と共に米国の3大核戦力に挙げられる。

カリフォルニアで発射されれば30分以内に平壌(ピョンヤン)に到達することができる。ビリングスリー氏は、「ミニットマン3が高度な準備態勢を維持していることを確認した」と伝えた。また、ビリングスリー氏はロシアを相手に、来年満了する新戦略兵器削減条約(新START)に代わる新たな核軍縮交渉を行っている。2018年には、米財務次官補(テロ資金・金融犯罪担当)として中朝間の国境及び海上での不法貿易を摘発し、対北朝鮮制裁を陣頭指揮した。

エスパー氏も1日、ツイッターを通じて、ジョージア州キングス・ベイ海軍基地を訪れ、停泊中の戦略潜水艦に搭乗して将兵らと対話する写真を投稿した。キングス・ベイ海軍基地は、米戦略潜水艦の母港で、オハイオ級戦略原子力潜水艦などが配備され、運用されている。エスパー氏は、ツイッターに「(核装着)弾道ミサイルを備えた米国の戦略潜水艦は、地球上で最も生存性が高く、強力な抑止力を備えている」と強調した。


尹相虎 ysh1005@donga.com