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ボルトン氏「議会が止めても、トランプ氏による在韓米軍削減は可能」 本紙インタビューで認識示す

ボルトン氏「議会が止めても、トランプ氏による在韓米軍削減は可能」 本紙インタビューで認識示す

Posted July. 13, 2020 08:41,   

Updated July. 13, 2020 08:41

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ボルトン前米大統領補佐官(国家安全保障担当、写真)は、トランプ米大統領が米議会の牽制にもかかわらず在韓米軍の撤退を貫くことができると主張した。

ボルトン氏は10日(現地時間)、東亜(トンア)日報のテレビ電話インタビューに応じ、「(議会で制定された)国防権限法(NDAA)は、米軍の最高統帥権者である大統領の憲法上の権利に優先されない」とし、「国際条約や合意の撤廃において、議会は止める権限がない」との認識を明らかにした。米議会が、在韓米軍を現在の2万8500人未満に削減することを禁止するNDAAを可決させたが、トランプ政権による海外駐留米軍の削減に歯止めをかけるには限界があるという。

韓国や日本から米軍を撤退させる可能性については、「実体(real)のあるリストだ」とし、「防衛費分担金の問題などが解決されなければ、トランプ氏は同盟の根幹そのものを見直すという警告を、最後に韓日両国を訪問した時(昨年7月)、両国に伝えている」と明らかにした。

またボルトン氏は、トランプ氏が何度も北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と電話で話したことを示唆したことに関連し、「トランプ氏と金正恩氏との間で直通(電話)ラインは存在しない」と話した。金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党第1副部長が10日の談話で、ボルトン氏のことを「ゴミ」と批判したことについては、「(北朝鮮の非難を)いつも光栄に受け止めている」と切り返した。


ワシントン=キム・ジョンアン特派員 jkim@donga.com