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金与正氏「今年に朝米首脳会談はないが、誰も分からないこと」

金与正氏「今年に朝米首脳会談はないが、誰も分からないこと」

Posted July. 11, 2020 08:14,   

Updated July. 11, 2020 08:14

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北朝鮮の金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党第1副部長が10日、「朝米首脳会談(米朝首脳会談)は今年は行われないとみる」としながらも、「誰も分からない」と余地を残した。

 

与正氏は同日、朝鮮中央通信を通じて公開した談話で、「(米朝)両首脳の判断と決心によって、どんなことが突然起こるか誰も分からない」と強調した。

 

また、「米国が一部制裁解除とわれわれの核開発の中枢神経である寧辺(ヨンビョン)地区のような大規模核施設の永久的廃棄を再び取り引きする愚かな夢を抱かないよう望む」とし、「朝米交渉の基本主題がもはや『敵対視撤回 対 朝米交渉再開』の枠組みで見直されなければならない」と主張した。また、「今(非核化を)できないということを明確にし、非核化を実現しようとすれば、われわれの行動と並行して(米国の)不可逆的な重大措置が同時に取られてこそ可能だ」と述べた。北朝鮮に対する制裁の一部解除の代わりに体制の保証と韓米合同軍事演習の中止問題などを交渉のテーブルに上げてこそ対話が可能ということだ。

与正氏はまた、「(米国が)われわれを傷つけたり刺激したりしなければすべてのことが平和に流れる」とし、「トランプ大統領の活動で必ず良い成果があることを願う」とする金正氏のあいさつを紹介した。

これと関連して、ポンペオ米国務長官は9日(現地時間)、「もし高位指導者たちが戻ってくるために適切で有用な活動があるなら、私たちは(北朝鮮との)対話を続けることを望んでいる」と話した。


權五赫 hyuk@donga.com