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192日ぶり参戦の高眞栄「気が休む済州道、ショットの調整に有利」

192日ぶり参戦の高眞栄「気が休む済州道、ショットの調整に有利」

Posted June. 05, 2020 09:44,   

Updated June. 05, 2020 09:44

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「済州道(チェジュド)で開催される大会なので気持ちが軽く、楽しみです。高家の本貫が済州道なので、この島は自分のルーツが始まった場所でもあるんです」

意味深い場所の済州道で今年最初の公式戦に参戦する女子ゴルフの世界ランキング1位の高眞栄(コ・ジンヨン=25)は、心がはずむのを隠せなかった。新型コロナウィルス感染症の影響で米女子ツアー(LPGA)が中断された中、高眞栄は4日、済州道西帰浦市(ソギポシ)にあるロッテスカイヒルCC(パー72)で開催された韓国女子プロゴルフ(KLPGA)ツアー「ロッテカンタータ女子オープン」初日に、自身のシーズン開幕戦を行った。昨年11月、LPGAツアーのCMEグループツアー選手権最終ラウンド以来192日ぶりの公式戦参戦だ。

これまで高眞栄は国内で時間を作ってラウンドしながらショットを確かめ、エアロバイクと筋トレで体力を鍛えてきた。先月にはイベント大会の「現代(ヒョンデ)カード・スーパーマッチ」で世界3位の朴城炫(パク・ソンヒョン)と直接対決(スキンズゲーム、引き分け)を行い、コンディションを調整した。

LPGAツアーの再開が遅れる中、高眞栄は実戦感覚を回復しようと済州道で開催される今大会への参戦を決めた。オフシーズンに両親所有の家がある済州道でリフレッシュしていたが、「生まれたのはソウルだけど、済州道は第二の故郷みたいな場所だ。きれいな景色のビーチのカフェでストレスを解消し、黒豚が美味しい店も良く通っている」と話した。2017年に手首負傷の影響で不調だったが、シーズン12戦目で貴重な初勝利を挙げて復活したのも済州道(済州三多水マスターズ)だった。

昨年10月のハイト眞露(チンロ)選手権優勝以来8ヵ月ぶりにKLPGAツアー通算11勝目を狙う高眞栄は、ショット感覚が多少鈍くなっている様子だった。前半は3バーディーと1ボギーで2アンダーをマークしたが、後半にはパットが乱れてスコアを伸ばせなかった。まだ3日間のラウンドが残っているだけに、少しずつ改善していきたいと意気込んだ。高眞栄は、「長い時間休みながら運動できる時間多かったので体は良くなったけど、ショット感覚が良くない。最大限に実践感覚を回復することに注力したい」と語った。

初日はツアー初優勝に挑むハン・ジンソン(23)とLPGAツアーで活躍している韓国勢で最年長のチ・ウンヒ(34)が9アンダー73で共同首位に浮上した。ハン・ジンソンはホールインワン一つと9バーディー、2ボギーを記録した。8番(パー3、143メートル)で7番アイアンでティーショットしたボールがグリーンの差かに当たって3メートルほど転んではカップに沈み、ホールインワンとなった。1ラウンドの最少ストローク記録(以前の記録は7アンダー)を塗り替えたハン・ジンソンは、「公式戦で初めてホールンインワンを達成できてうれしく思い、光栄だ。今日はぐっする寝れそうだ」と話した。ホールンインワン副賞のないホールだった。チ・ウンヒは老練な試合運営でボギーなしに9バーディーを奪った。


鄭允喆 trigger@donga.com