Go to contents

朝鮮後期の寺院楼閣「高敞禅雲寺萬歲樓」を宝物指定

朝鮮後期の寺院楼閣「高敞禅雲寺萬歲樓」を宝物指定

Posted June. 02, 2020 09:24,   

Updated June. 02, 2020 09:24

한국어

文化財庁は、正面が9間で、国内寺院の楼閣としては最大の全北高敞禅雲寺萬歲樓(チョンブク・コチャン・ソンウンサ・萬歲樓)を宝物に指定したと、1日明らかにした。

1620年に建てられた萬歲樓は火災で焼失し、1752年に再建された。正面が9間、側面が2間の規模の切妻屋根の建物だ。現存する寺の楼閣は概ね正面が3間で、5間や7間の規模もあるが、9間規模は多くない。最初は重層だったが、再建する際に単層で作ったという。特に真ん中の高い柱のマルッボ(梁の上に設置される最後の梁)は、片方の端が二つに分かれた木をそのまま使って、活気あふれる印象を与える。

文化財庁は、「萬歲樓は、朝鮮後期の仏教寺院の楼閣建物が時代の流れと機能に合わせて構造を適切に変容した事例であり、材料の入手が困難な状況を克服して作り上げた独創的な建築物だ」と説明した。


趙鍾燁 jjj@donga.com