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泰安から密入国の中国人、「就職目的で8人が来た」

泰安から密入国の中国人、「就職目的で8人が来た」

Posted May. 29, 2020 08:28,   

Updated May. 29, 2020 08:28

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レジャー用モーターボートに乗って、忠清南道泰安(チョンチョンナムド・テアン)の海岸から密入国した中国人たちは、当初推定されていた人数である6人より2人以上多いことが分かった。泰安海洋警察署は、全羅南道木浦(チョンラナムド・モクポ)で逮捕された中国人密入国のA容疑者(43)が「就職目的で8人が一緒に泰安に入ってきた」と供述したと、28日明らかにした。また、国内で彼らを手助けした不法滞在の中国人1人も追加で検挙した。

海洋警察の関係者は、「木浦地域の防犯カメラの映像を分析した結果、密入国容疑者らがバンから降りた人数は10人だった」とし、「A容疑者の供述は信憑性があると判断される」と語った。

当初、海警は密入国に使われたモーターボートが6人乗りで、モーターボートが発見された泰安蟻項(ウイハン)海水浴場の方向から6人が歩いてくる姿が防犯カメラに映って、密入国者を6人と推定した。しかし、残りの2人は一緒に入ってきたが、防犯カメラの取れない死角地帯にあり、動画には映っていないと海警は見ている。

A容疑者一行は、20日午後8時ごろ、中国山東省威海から出発して、21日午前に泰安に到着後、近くに待機していたワゴン車に乗って西海岸高速道路から直接木浦に移動した。海洋警察の関係者は、「A容疑者の供述に照らしてみれば、バンの中に密入国者のほか、運転者など2人がさらに乗っていたとみられる。密入国者らは皆中国人で、知人に会うために木浦に行ったと供述した」と話した。

海警は、A容疑者などに雇用紹介などの過程で手を貸した不法滞在中国人男(45)を逮捕して、出入国当局に渡し、残りの密入国者らを検挙するために聞き込み捜査を続けている。


池明勳 mhjee@donga.com