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5.9の地震にも生放送を継続したニュージーランド首相

5.9の地震にも生放送を継続したニュージーランド首相

Posted May. 26, 2020 08:36,   

Updated May. 26, 2020 08:36

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ジャシンダ・アーダーン・ニュージーランド首相(40・女)が、マグニチュード5.9の地震が起きた状況でも冷静に生放送のインタビューを続けたことで話題を集めている。

25日(現地時間)、英ガーディアンなどによると、同日午前8時ごろ、ニュージーランドの首都ウェリントン一帯でマグニチュード5.9の地震が起きた。おりしもウェリントン国会議事堂で、地元の放送と生放送のインタビューを行っていたアーダーン首相は、地震を感じても余裕を失わなかった。

アーダーン首相は、建物が揺れ始めると、周りを見ながら「地震が起きた。少しの揺れがあり、物が動いている」と伝えた。地震が続いた約15秒間、彼女は笑顔を浮かべた顔で「私たちは大丈夫だ。私の頭上に落ちるものはない。構造的に安全な場所にいる」と司会者を安心させた。

ニュージーランドの地震観測機関によると、この日の地震は、ウェリントンから車で約1時間離れた北島レビンで発生した。震源の深さは37キロで、ウェリントン全域で揺れが感知されたことが分かった。首都内での列車運行が中断されるなど、出勤の混乱が一部あったが、死傷者は報告されなかったと、ガーディアンは伝えた。ニュージーランドは「火の輪」と呼ばれる環太平洋火山帯に位置しており地震が頻繁に発生する方だ。

2017年に首相の座についたアーダーン首相は、迅速な国境閉鎖などを展開して、新型コロナウイルス感染症の危機においても注目を集めた。


シン・アヒョン記者 abro@donga.com