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信頼できない「AI引用論文」 AI学会で497本を一括排除

信頼できない「AI引用論文」 AI学会で497本を一括排除

Posted July. 09, 2026 08:39,   

Updated July. 09, 2026 08:39


今月11日までソウル市江南区(カンナムク)のCOEXで開催されている世界3大人工知能(AI)学会の一つ「国際機械学習会議(ICML)2026」で、約500本の論文が一括して採択取り消しとなる事態が起きた。

発端はほかでもないAIの活用だった。ICMLは論文投稿者同士が互いの論文を査読する方式を採用しているが、その査読過程で学会が禁止しているAI利用の形跡が見つかった。学会は規則に違反してAIを利用した会員の論文497本を、査読と発表の対象からすべて除外した。

8日、科学界によると、最近では論文テーマの選定や執筆、査読など全過程でAIが日常的に利用されるようになり、AIの信頼性を巡る問題がさらに浮き彫りになっている。事実と異なる回答を生成する「AIハルシネーション(幻覚)」現象が存在する中、AI利用が日常化したことで、科学者同士でさえ互いの論文や査読結果を100%信用できない状況が起こっているという。

生成AIの登場から約3年で、論文に「架空の参考文献」を用いた事例が10倍に増えたとの研究結果もある。今年5月に公表された米コロンビア大学の研究によると、今年最初の7週間に医学データベース「PubMed」に掲載された論文277本のうち1本は、この世に存在しない架空の論文を引用していた。2023年には2828本に1本程度だったが、この3年間で10倍以上に増えた。

本紙が韓国科学技術翰林(ハンリム)院と共同で実施したアンケートでは、国内の科学者756人のうち約60%が、信頼性への懸念からAIの導入をためらっていると答えた。AI安全研究所の金明柱(キム・ミョンジュ)所長は、「AIによる論文中の虚偽情報を見抜くための取り組みと議論が求められる時期だ」と指摘した。


チェ・ジウォン記者 ハン・チェヨン記者 jwchoi@donga.com