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金承奎「PK戦なら任せて」 Jリーグで磨いた勝負強

金承奎「PK戦なら任せて」 Jリーグで磨いた勝負強

Posted June. 09, 2026 09:04,   

Updated June. 09, 2026 09:04


サッカー韓国代表のGK金承奎(キム・スンギュ、36、FC東京)にとって、2026年北中米ワールドカップ(W杯)は4度目のW杯となる。2014年ブラジルW杯でGK3人の中で最年少だった金承奎は、今や代表チームで最年長選手となった。「今大会が自分にとって最後のW杯になる」と語る金承奎に、最近新たなモチベーションとなる知らせが届いた。米国で行われた韓国代表のW杯事前キャンプに参加していた4日、父親になったのだ。モデル出身の妻、キム・ジンギョンさん(29)が韓国で長女を出産した。

8日、メキシコ・サポパンの韓国代表ベースキャンプで取材に応じた金承奎は、「そばにいてあげられず、妻と娘に申し訳ない。(娘には)おなかの中にいる時から自分だけは似てほしくないと言っていたが、自分と妻がうまく混ざったようだ」と笑い、「娘と妻への良いプレゼントになるよう、W杯で良い成績を残したい」と話した。

金承奎は2022年カタールW杯で、グループリーグから決勝トーナメント1回戦までの4試合に韓国代表の正GKとして出場した。しかし大会後、2度にわたる膝の負傷に見舞われ、代表の正GKの座から遠ざかった。

手術とリハビリの長いトンネルを潜り抜けた金承奎は、昨年9月のメキシコとの親善試合(2-2)で約1年8カ月ぶりに代表戦へ復帰した。金承奎は「(負傷のため)昨年の今ごろは北中米W杯の最終メンバー入りなど想像もできなかった。苦しい時期を乗り越えた末に、贈り物のようなチャンスを得た」と語った。

2026年北中米W杯から本大会出場国数は従来の32カ国から48カ国に拡大され、決勝トーナメントは32チームによる戦いから始まる。決勝トーナメント1回戦から始まったカタールW杯に比べ、一発勝負の試合が16試合増えるため、PK戦の重要性もさらに高まった。金承奎はKリーグの蔚山(ウルサン)時代にPK戦と同じ地点から蹴られるPKで何度も好セーブを見せてきた。金承奎のKリーグ通算PK失点率は63%。金承奎と代表の正GKの座を争う趙賢祐(チョ・ヒョヌ、35、蔚山)のKリーグ通算PK失点率は71%だ。

金承奎は、「以前からPKやPK戦には自信があった。最近は日本のJリーグでPK戦を数多く経験し、自信を深めるとともにPK戦を止める感覚も磨くことができた」と語った。金承奎がJリーグで継続的にPK戦を経験できたのは、「Jリーグ100年構想リーグ」のおかげだ。

2026~2027シーズンから、8月開幕・翌年5月終了の秋春制へ移行するJリーグは、W杯が開催される今年前半に選手の実戦機会を確保するため、「Jリーグ100年構想リーグ」という特別大会を開催した。2月から6月まで各チーム18試合を戦った同大会の特徴は、引き分けがないこと。規定時間内に決着がつかなければ、直ちにPK戦を行い勝敗を決めた。

そこには、選手たちにできるだけ多くPK戦を経験させることで「W杯PK戦の悪夢」を繰り返さないようにする狙いが込められている。日本代表は2010年南アフリカW杯と2022年カタールW杯でいずれも16強入りしたが、PK戦で敗れて8強進出を逃した。北中米W杯に出場する日本代表GK3人のうち2人はJリーグ所属だ。

特別大会で金承奎がゴールを守ったFC東京は、6度のPK戦で4勝2敗を記録した。金承奎は「最近のキッカーはGKの動きを最後まで見て蹴ることが多い。結局は心理戦に勝たなければ、PK戦で良い結果は得られないと思う」と語った。


金培中 wanted@donga.com