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ハイニックス株の先行売買疑惑でモルガン・スタンレーを調査

ハイニックス株の先行売買疑惑でモルガン・スタンレーを調査

Posted September. 21, 2024 10:04,   

Updated September. 21, 2024 10:04

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韓国取引所が、SKハイニックス株式の「先行売買」疑惑が持ち上がったモルガン・スタンレーに対する調査に着手した。モルガン・スタンレーが売り意見の報告書を出す前に、ハイニックスの株式を大量に売り渡したという疑惑のためだ。

金融投資業界によると、取引所市場監視本部は13日、モルガン・スタンレーのSKハイニックス株の売り注文の成立件に関する口座の分析作業に入った。

モルガン・スタンレーは15日、報告書を発表し、SKハイニックスの目標価格を26万ウォンから12万ウォンへと54%引き下げた。投資意見も、「割合拡大」(overweight)から「割合縮小」(underweight)に一度に2ランクも下方修正した。

同報告書を出す直前の取引日である13日、モルガン・スタンレー・ソウル支店の窓口で、SKハイニックスの株式101万1719株の売り注文が成立された。これは12日の売り量(35万1228株)の3倍に達する規模だ。

このため、先行売買疑惑が浮き彫りになった中、業界の内外からはモルガン・スタンレーの窓口で注文が行われたという理由だけで先行売買と決めつけるのは難しいという意見も提起されている。取引所市場監視本部の調査で先行売買が認められれば、事件を金融監督院に移管する予定だ。一方、モルガン・スタンレーが目標価格を下方修正すると、19日、SKハイニックスの株価は6.14%急落した。


チャン・ユンジョン記者 yunjung@donga.com