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賃貸マンションを新婚夫婦に家賃「1万ウォン」で賃貸、全羅南道和順郡が空室対策

賃貸マンションを新婚夫婦に家賃「1万ウォン」で賃貸、全羅南道和順郡が空室対策

Posted November. 06, 2023 08:40,   

Updated November. 06, 2023 08:40

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全羅南道和順郡(チョルラナムド・ファスングン)は今年5月、「1万ウォンの賃貸住宅」を初めて披露した。

和順郡の空室状態の66平方メートル(20坪)台の民間マンションを、1世帯当たり4800万ウォンで借りて、新婚夫婦と青年に家賃1万ウォンで貸す事業だ。希望すれば、2年ごとに契約を延長し、最長6年まで暮らすことができる。

今年5月と8月に2回にわたって計100世帯を募集したが、最大34倍の高い競争率を見せた。和順郡の関係者は、「事業前は多くのマンションが空いていたが、若者たちが入居してからマンション団地全体が生き生きとした住居空間に変わった」と話した。

和順郡は、この事業は空間福祉の見地からだけでなく、地方消滅の対策としても効果が大きいと見ている。また、計192億ウォンを投入し、毎年100世帯ずつ、4年間、計400世帯に住宅を供給する方針だ。和順郡の関係者は、「ベンチマークを希望する他の自治体からの問い合わせが続いている」と話した。

和順郡は、1万ウォンの賃貸住宅を通じて、「2023大韓民国空間福祉大賞」の優秀賞を受賞した。和順郡の具福奎(ク・ボッギュ)郡長は、「1万ウォンの賃貸住宅政策と共に、出産および子育て連係事業を行えば、中長期的に人口減少にも対応できると期待している」と話した。


鄭勝豪 shjung@donga.com