Go to contents

訪米の国防次官「米国の戦略兵器、直接確認する」

訪米の国防次官「米国の戦略兵器、直接確認する」

Posted September. 15, 2022 08:09,   

Updated September. 15, 2022 08:09

한국어

16日(現地時間)に米国務省で開かれる韓米高官級拡大抑止戦略協議グループ(EDSCG)会議に出席するために米国を訪問した申範澈(シン・ボムチョル)国防部次官が、「米国の強化された拡大抑止の約束を確認し、その実行力を高めるために具体的な措置を米側と議論する」と述べた。

申氏は同日、ワシントン近くのダレス国際空港で取材陣に対して、今回の会議が5月の韓米首脳間の合意による後続措置だと説明した。EDSCGは、拡大抑止を議論するための韓米両国の外交・国防次官「2+2協議体」で、2018年1月以来4年8ヵ月ぶりに開かれる。

拡大抑止は、同盟が敵対国の核攻撃の脅威を受けた場合、米国が核の傘やミサイル防衛システムなどで米本土と同レベルの核抑止力を提供するという概念だ。今後7回目の核実験や新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射など北朝鮮の「重大挑発」に備えて、米戦略兵器の展開方式や順序、規模など具体的な「アクションプラン」を確定する。

申氏は、「大きな枠組みで、北朝鮮の脅威を韓米がどのように共有して対策を設けるのか、拡大抑止をどのように具体的に発展させ、国民を安心させるのかについて、進展した議論がなされている」と明らかにした。趙賢東(チョ・ヒョンドン)外交部第1次官も14日、会議に出席するために米国に出国する際、取材陣に対して、「北朝鮮が核兵器政策の法制化を発表し、7回目の核実験など挑発の可能性が高まる状況で、具体的で強化された対応策を協議することになるだろう」と話した。

特に申氏は、防米期間中、米ミサイル防衛庁とサイバー司令部を訪れるほか、メリーランド州アンドルーズ空軍基地で戦略兵器を直接見ると明らかにした。アンドルーズ空軍基地には、B1B、B52など核兵器を搭載できる戦略爆撃機が配備されている。

こうした中、米国防総省のパトリック・ライダー報道官は13日の記者会見で、「米韓は北朝鮮の先制核攻撃に対応する準備ができているのか」という質問に、「核抑止に関して我々は検証された政策と手続きを持っており、ここには世界の同盟との非常に緊密な協力が含まれている」と述べた。


申나리 journari@donga.com