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「飲み薬」初投薬の9人中多数が「症状好転」

「飲み薬」初投薬の9人中多数が「症状好転」

Posted January. 17, 2022 08:50,   

Updated January. 17, 2022 08:50

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韓国で初めて、新型コロナの飲む治療剤を処方された患者たちの症状が好転したことが分かった。

疾病管理庁は16日、「個人別に差はあるが、飲み薬を投与された9人のうち、症状好転の傾向を見せている患者が多数いることが確認された」と明らかにした。米ファイザーの飲む治療剤「パクスロビド」を、14日、韓国で初めて処方された患者は9人で、いずれも在宅治療を受けている。地域別には、ソウルが3人、大邱が3人、京畿が2人、大田が1人となっている。

最初の投薬者は、大田(テジョン)に住む70代男性のA氏だ。13日に咳などの症状が現れ、14日午前に新型コロナと診断された。在宅治療中に、大田韓国病院から非対面の診療を受けた。医師は、健康状態と基礎疾患などについて問診し、医薬品安全使用サービス(DUR)に問い合わせて併用禁止医薬品を服用していないことを確認後、パクスロビドの投薬を決めた。近くの薬局が薬を調合して、A氏に渡した。防疫当局の関係者は、「投薬から1、2時間後に、有線電話で患者の健康状態を確認した」と説明した。

パクスロビドは、今後3週間(1月14日~2月3日)の物量が2万1000人分に制限され、当面は65歳以上の高齢層または免疫低下者を中心に処方される。14日15日の2日間にわたって、1万3337人分が全国の薬局や生活治療センターなどに配送された。


柳根亨 noel@donga.com