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習近平主席、メルケル独首相と笑顔で会談

習近平主席、メルケル独首相と笑顔で会談

Posted October. 15, 2021 08:29,   

Updated October. 15, 2021 08:29

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中国の習近平国家主席が、2005年から16年間ドイツ首相を務め、退任を控えているメルケル首相と13日、画像会談を行い、メルケル氏を「老朋友(古くからの友人)」と呼んだ。メルケル氏が在任中、中国を12回も訪れ、米中対立でも一方的に米国側につかなかったことを高く評価したとみられる。メルケル氏は、在ドイツ米軍の駐留経費の大幅負担増を迫るトランプ前米政権と対立してきた。

共産党機関紙「人民日報」は14日付で、習氏とメルケル氏が画像会談を行い、笑っている写真を1面に掲載した。習氏は公開の席上でほとんど笑わないことで有名だが、異例にも終始一貫、笑みを浮かべた。同紙は、「メルケル氏が在任している間、中国とドイツの関係はもとより中国と欧州連合(EU)の関係も非常に良くなった」と伝えた。特に、習氏が「中国人は情と義を重視し、『老朋友』を忘れない。中国の扉は常にあなたに開かれている」と強調したと付け加えた。

中国外交部もホームページを通じて、習氏が今回の会談で、「人と人が互いを知ることは最も重要で、互いを知るには相手の心を知らなければならない(人之相識貴在相知、人之相知貴在知心)」という孟子の一節を引用したと明らかにした。また、メルケル氏の在任中、中国とドイツは「ゼロサム」ゲームを避け、相互利益を得ることができることを証明したと強調した。

人民日報傘下の有力国際情報紙「環球時報」も、メルケル氏が主要国の指導者の中で中国を最も多く訪れ、実用的な対中政策を繰り広げたと評価した。2005年11月に就任したメルケル氏は、新型コロナウイルス発生前の19年9月までに計12回中国を訪れた。同期間、習氏は3回ドイツを訪問した。両者は、新型コロナウイルスの感染拡大後、電話と画像会談で接触を続けた。特に今年に入って5回の交流があった。


金祺容 kky@donga.com