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ワクチン接種狙って2万人が大学受験模擬テストに偽装志願

ワクチン接種狙って2万人が大学受験模擬テストに偽装志願

Posted September. 07, 2021 08:44,   

Updated September. 07, 2021 08:44

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新型コロナワクチン接種のため、大学修学能力試験(修能、日本のセンター試験に当たる)の模擬テストに受験願書を出した「偽志願者」が2万人以上と試算された。

6日、韓国教育課程評価院(評価院)によると、11月に行われる2022学年度修能受験願書の受付結果、高校3年生を除いた卒業生などの志願者は14万9111人で、前年より2350人増えた。9月に実施された模擬テストでは、卒業生らなどの志願者が10万9615人と前年より3万1555人も大きく増加した。これを考慮すれば、実際に修能に受験した浪人生などの増加幅は微々たるものだ。イ・ヨンドク大成(テソン)学力開発研究所長は、「2万人ほどは、ファイザー製ワクチンを狙った偽の志願者だったと思う」と説明した。

専門家らは、今年の卒業生の受験者は、前年より3万人も増えない状況だったと言う。今年2月の卒業生(昨年の高3)が前年より6万人減ったためだ。その代わり、今年は全ての薬学部が学部生を選抜し、教育部の方針に従ってソウルの主要大学が定時募集を拡大したのは、浪人生の増加に一部影響を及ぼしたものと分析された。

今年の全修能志願者は50万9821人で、前年より1万6387人(3.3%)増え、再び50万人を超えた。昨年は修能が始まった1994学年度以来、初めて志願者が40万人台に下落(49万3434人)した。しかし、今年、高校3年生の数字が一時的に増加し、在学生志願者が1万4037人(4.0%)増えた。しかし、実際の受験率を考慮すれば、当日の受験者は再び40万人台に減るものと見られる。ユーウェイ教育評価研究所のイ・マンギ所長は、「普通志願者の85%程度が実際に受験することを勘案すれば、2022学年度の受験者は43万人前後になる」と話した。


崔예나 yena@donga.com