バイデン氏、空港に向かう途中「アイスクリーム店」に立ち寄る

「チョコレートアイスクリームをください。お釣りはいいです」

「アイスクリーム好き」を自認するバイデン米大統領（７８）が２７日（現地時間）、「アイスクリーム愛」をアピールした。バイデン氏は同日、北東部オハイオ州クリーブランドで演説を終えた後、空港に向かう途中、経路を変えてある住宅街のアイスクリーム店に立ち寄った。

黒いサングラスをかけて車から降りたバイデン氏は、チョコレートアイスクリームを注文し、店に集まった支持者と写真を撮って談笑を交わした。随行員や取材陣のために５０個のアイスクリームを買い、釣りは受け取らなかった。店の従業員は「仕事を始めて最高の日」と言って大統領の訪問を喜んだ。

　

バイデン氏は普段、甘いもの好きで有名だ。昨年８月、孫娘も「おじいさんはいつも冷蔵庫のドアに隠れてアイスクリームを食べる」と話した。

バイデン氏は昨年の大統領選の時、オハイオ州では敗れた。かつて米製造業を代表したが、衰退した工業地帯（ラストベルト）に転落した地域であり、労働界の世論を推し量ることができる所とされる。来年の中間選挙と次期大統領選で与党民主党の支持勢力を確保するために、わざとアイスクリームを食べる気さくな姿を演出したのではないかという見方もある。


兪載東 jarrett@donga.com