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「李健煕コレクションで国立近代美術館の建設を」 美術界が実現に向けて始動

「李健煕コレクションで国立近代美術館の建設を」 美術界が実現に向けて始動

Posted May. 01, 2021 08:04,   

Updated May. 01, 2021 08:04

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美術界から「李健熙(イ・ゴンヒ)コレクション」で国立近代美術館を建てることを求める声があがっている。これに先立って先月29日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、別途の展示室や特別館作りを指示するなど関連議論が続いている。

文化遺産国民信託の金宗圭(キム・ジョンギュ)理事長(韓国博物館協会名誉会長)ら美術界の関係者たちは、「国立近代美術館の建立を望む人々の会」の準備委員会を発足させ、30日に報道資料を配った。同委員会参加者たちは報道資料の中で、「近代美術が現代美術館に住みついている奇形的な状況を打開するために、三星(サムスン)家寄贈の近代美術品1000点余りと国立現代美術館所蔵の2000点余りを基盤に国立近代美術館を設立する必要がある」とし、「新設美術館に李秉喆(イ・ビョンチョル)室と李健熙室を設けて、三星家の寄贈意思を称えることを提案する」と明らかにした。

準備委には、金理事長をはじめ辛鉉雄(シン・ヒョンウン)元文化観光部次官、呉光洙(オ・グァンス)元国立現代美術館長、イ・ウォンボク元国立中央博物館学芸研究室長、尹哲圭(ユン・チョルギュ)元ソウルオークション代表、丁俊模(チョン・ジュンモ)元国立現代美術館学芸研究室長、禹燦奎(ウ・チャンギュ)學古齋(ハッコジェ)代表、李賢淑(イ・ヒョンスク)国際ギャラリー会長ら150人あまりが参加した。

参加者たちは、新しい美術館の立地として、ソウル鍾路区松峴洞(チョンノグ・ソンヒョンドン)の敷地と政府ソウル庁舎を提案した。丁俊模元室長は、「松峴洞の敷地に美術館が建設されれば、国立現代美術館ソウル館、ソウル工芸博物館、仁寺洞(インサドン)をつなぐ文化芸術クラスターとして造成することができ、シナジー効果が大きいだろう」と語った。準備委は、「政府ソウル庁舎の場合、韓国の近代化と産業化を象徴する場所であり、近代美術が持つ象徴性と合致する」と説明した。


金哉希 jetti@donga.com