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ベンツの最高級セダン「ザ・ニューSクラス」を発売

ベンツの最高級セダン「ザ・ニューSクラス」を発売

Posted April. 30, 2021 08:14,   

Updated April. 30, 2021 08:14

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メルセデスベンツが28日、セダンの最高級製品群「Sクラス」の新モデルを韓国市場に公式発売した。今年に入って消費心理が回復する雰囲気が強まっている中、自動車メーカーが相次いで高級車競争に飛び込んでいる。

メルセデスベンツにとって、韓国は最も重要な市場の一つだ。メルセデスベンツによると、韓国は年平均6600台あまりのSクラスが販売され、中国や米国に次いで、3番目にSクラスが多く売られている。1987年に10台を導入したのを皮切りに、昨年まで6万6789台のSクラスを韓国で販売した。メルセデスベンツの全体韓国販売台数の12%がSクラスだ。市場調査会社・カーイズユーデータ研究所の集計によると、Sクラスは昨年6223台が販売され、輸入車全体の中で8位となった。

28日に発売された「ザ・ニューSクラス」(写真)は、8年ぶりに出た第7世代完全変更モデルだ。前面に130万個のピクセル(画素)からなるモジュールと、高性能マルチビーム発光ダイオードモジュール84個が調和した照明システム「デジタルライト」で、ヘッドライトを備えた。走行中、運転者のまぶたの動きを内部カメラが認識して、居眠り運転の兆候が感知されれば、視覚および音響アラームを出す。

高級セダンの発売は今も続いている。自動車メーカーとして先端技術を一番先に採用するのはもちろん、ブランド価値が評価される決め手になるからだ。実用性だけでなく、ブランドおよび製品本来の価値を優先して挙げる「ブランド品の消費心理」が自動車を選ぶことにも広がり、消費者の選択につながっている。

カーイズユーの集計で、ジェネシスG80は昨年、完全変更モデルの発売を受け、計5万4946台が売れ、国産車の販売台数では9位につき、輸入車の販売台数上位1、2位のブランドがメルセデスベンツやBMWであることも、これによる影響と見られる。年末にジェネシスは6年ぶりのG90の完全変更モデルの発売を計画しており、BMWも7シリーズの完全変更モデルの公開を控えている。

Sクラスは、ガソリンとディーゼルの2種ずつが発売されている。複合基準で1リットル当たりの燃費は、ガソリン(S580)が7.9キロ、ディーゼル(S350d、S400d)は11.4〜12キロで、価格は個別消費税3.5%基準で1億4060万〜2億1860万ウォンとなっている。


徐亨錫 skytree08@donga.com