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韓国でワクチン接種後の感染者が30人、「接種後も防疫を守るべき」

韓国でワクチン接種後の感染者が30人、「接種後も防疫を守るべき」

Posted March. 22, 2021 08:27,   

Updated March. 22, 2021 08:27

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新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)ワクチンの予防接種をすれば、「新型コロナ」感染の脅威から脱することができるだろうか。多くの人が気にするこの質問の答えは「いいえ」だ。接種後も、マスク着用など感染症予防規則を守り続けなければならない理由だ。

21日、疾病管理庁によると、韓国内でワクチン接種後、新型コロナの感染判定を受けた人は、19日0時基準で30人と集計された。先月26日の接種開始後、1日に1人の割合で「接種後の感染者」が出たことになる。彼らは、ワクチン接種前にすでに新型コロナに感染しているか、ワクチン免疫がまだ形成される前に感染したものとみられる。

ワクチンの種類別に見ると、アストラゼネカの接種者27人、ファイザーの接種者3人が、ワクチン接種後に感染判定を受けた。アストラゼネカ接種者60万8098人の0.004%、ファイザー接種者5万1377人の0.006%水準だ。接種当日から7日以内に感染した人は13人で、接種後8日から14日の間に感染した人は17人。職業別では、理学療法士や栄養士などの医療関係者以外の従事者が19人で最も多く、続いて医療関係者(10人)、患者(1人)などだった。

専門家によると、珍しいがワクチンの第2次接種の完了後も、新型コロナにかかる可能性がある。嘉泉(カチョン)大学吉(キル)病院感染内科のオム・ジュンシク教授は、「予防接種を受けた後も抗体ができなかったり、抗体が防御力を持たない場合がある」と説明した。臨床試験でみられた新型コロナワクチンの予防効果は、ファイザーが95%、アストラゼネカが62〜70%水準であるため、ワクチン接種が効果がないこともある。

国内では20日から、新型コロナワクチンの2回目の接種が始まった。先月27日、ファイザーのワクチンを接種した「新型コロナ」治療病院の従事者が対象だ。新型コロナを予防する抗体は、2回目の接種後、2週間が経ってから十分形成されるという。


キム・ソミン記者 somin@donga.com