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北朝鮮がマレーシアとの外交断絶を宣言、制裁違反の北朝鮮国民の米への身柄引き渡しに反発

北朝鮮がマレーシアとの外交断絶を宣言、制裁違反の北朝鮮国民の米への身柄引き渡しに反発

Posted March. 20, 2021 08:16,   

Updated March. 20, 2021 08:16

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北朝鮮が、対北朝鮮制裁違反の疑いを受ける北朝鮮国籍者の身柄を米国に引き渡したマレーシアとの外交関係を断絶すると宣言した。米国に対しては「背後操縦者」と言って報復を警告した。

朝鮮中央通信によると、北朝鮮外務省は19日、声明を発表し、「マレーシア当局は17日、罪のないわが公民を犯罪者として罵倒し、ついには強制的に米国に引き渡すという許しがたい犯罪行為に出た」とし、「マレーシアとの外交関係を完全に断絶することを宣言する」と明らかにした。

マレーシア司法当局によると、米国に引き渡した人物は北朝鮮国籍の実業家ムン・チョルミョン被告。米連邦捜査局(FBI)は、被告が対北朝鮮制裁を違反して奢侈品を北朝鮮に送り、幽霊会社を設立して資金洗浄をした疑いで、2019年5月にマレーシア政府に身柄の引き渡しを要請した。

外務省は米国に対して、「地球上で最も敵対的な朝米関係は70年間にわたり技術的に戦争状態にあり、それは否定できない現実として実証されている」とし、「今回の事件の背後操縦者、主犯である米国も当然の代価を支払うことになる」と警告した。


崔智善 aurinko@donga.com