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韓国富裕層「今年は不動産より金融投資を好む」

韓国富裕層「今年は不動産より金融投資を好む」

Posted March. 09, 2021 08:24,   

Updated March. 09, 2021 08:24

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金融資産を10億ウォン以上保有している韓国内富裕層の約半分が、今年の不動産と実体景気を暗く予測しながら、現在の資産構成を維持すると明らかにした。ただ、高額資産家であればあるほど不動産の比重を減らし、金融投資に乗り出すという人が多かった。

ハナ金融経営研究所は8日、このような内容の「2021 Korean Wealth Report:富裕層と大衆富裕層の資産管理トレンド」と題した報告書を発刊した。昨年12月、金融資産が10億ウォン以上の富裕層700人と金融資産が1億ウォン以上〜10億ウォン未満の大衆富裕層1400人を対象にオンラインでアンケート調査を行った結果だ。

報告書によると、回答者の半分以上は、今年の実体景気(61%)や不動産景気(52%)はさらに悪化するだろうと予測した。これにより富裕層の51%と大衆富裕層の56%は「現在の資産構成を維持する」と答えた。昨年は、富裕層の53%と大衆富裕層の48%が、新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)事態以降、株式の割合を増やすなど、金融資産のポートフォリオを積極的に見直した。

ただ、今年も資産のリヴァランシング(再調整)に乗り出す場合、「不動産を減らし、株式投資などの金融資産の割合を増やす」という人が、富裕層は18%、大衆富裕層は19%だった。金融資産を減らして不動産を増やすという人は、富裕層が8%、大衆富裕層は11%だった。

特に、不動産資産が50億ウォン以上の高額資産家の29%は、税負担などを理由に不動産の割合を減らし、金融投資をすると答えた。

富裕層は、株に関心を持ちながらも、依然として安全な金融商品を好んだ。富裕層は、今年投資を計画した金融商品として、総合資産管理口座(CMA)などの短期金融商品(21%)、銀行定期預金(19%)、株価連携証券(ELS)などの指数連携商品(17%)などを挙げた。


申나리 journari@donga.com