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開校50周年のKAIST「新しい50年を準備」

開校50周年のKAIST「新しい50年を準備」

Posted February. 17, 2021 07:36,   

Updated February. 17, 2021 07:36

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韓国初の理工系研究中心大学院としてスタートしたKAISTが16日、開校50周年を迎えた。米国の借款を受けて設立されたKAISTは、半世紀でケニアなど外国に教育モデルを輸出する大学に成長した。

同日午前、大田(テジョン)本院の大講堂で、「韓国を輝かせた50年、人類を輝かせる100年」をテーマに開かれた記念式には、設立功労者が集まり、ユーチューブチャンネルで中継された。記念式に先立って、卒業生の企業が開発したロボットバリスタおよび自動走行ロボットのデモンストレーションが行われ、人工知能(AI)ピアノの公演が行われた。文在寅(ムン・ジェイン)大統領とクラウス・シュワブ世界経済フォーラム(WEF)会長が映像の祝辞を送ってきた。

KAISTは1971年2月16日、ソウル研究開発団地(洪陵)で韓国科学院(KAIS)として発足後、1989年、大田の大徳(テドク)研究開発特区に定着して、学部や大学院を全て備えた大学として新たにスタートした。2009年3月、韓国情報通信大学(ICU)と合併して、情報技術(IT)分野を強化した。

この半世紀の間、博士1万4418人を含む修士3万5513人、学士1万9457人の計6万9388人を輩出した。彼らは、三星(サムスン)電子やSKハイニックスなど、グローバル企業の半導体分野の博士人材の約25%と、国内工科大学教授の20%を占めている。アジア・太平洋地域初のインターネットシステム構築、韓国初のAI研究センター設立、人工衛星「わが星1号」の打ち上げ成功などで科学技術史に足跡を残した。昨年2月に発表した「2020世界大学評価順位」では39位となった。

申成澈(シン・ソンチョル)総長は、「人類の未来を灯すために、新しい50年を準備していきたい」と述べた。同日午後は、米カリフォルニア工科大学(Caltech)のトーマス・ローゼンバウム総長、スイスのチューリッヒ連邦工科大学のジョエル・メゾ総長らが出席して、科学技術の50年の未来を展望するシンポジウムが開かれた。


池明勳 mhjee@donga.com