Go to contents

新羅の微笑み「半跏思惟像」、国立中央博が2点の国宝を同時展示へ

新羅の微笑み「半跏思惟像」、国立中央博が2点の国宝を同時展示へ

Posted February. 04, 2021 09:35,   

Updated February. 04, 2021 09:35

한국어

 

うっすらと浮かぶ微笑みで新羅時代の仏像の中で最高傑作に挙げられる国宝第78号と第83号の「半跏思惟像」2点が今年11月から同時に展示される。フランス・ルーブル美術館のモナリザ展示室のように必須観覧コースにすると言う趣旨だ。国立中央博物館は2004年と2015年に開催した2度の特別展を除いては、2つの仏像のうち一つだけを交代で展示してきた。

閔丙賛(ミン・ビョンチャン)国立中央博物館長は3日、新年記者懇談会を開き「パリ・ルーブル美術館にモナリザがあることを皆が知っているように、半跏思惟像を国立中央博物館を代表するブランドにしていく」とし、「現在より8倍広い半跏思惟像専用の展示空間を年内に作る」と明らかにした。これを受け、博物館は2階にある寄贈館入口に二つの半跏思惟像を同時に展示できる別途スペース(440㎡)を設ける計画だ。

約40万点に達する収蔵品の中で半跏思惟像を選んだ理由については、新羅の仏教美術の世界性と独創性をあげた。閔館長は、「半跏思惟像が初めて作られたのはインドだが、芸術性や宗教的な面では韓国で完成したと考える」と説明した。

2015年に開催した「仏像、ガンダラからソラボルまで」特別展でも二つの半跏思惟像の同時展示は話題を呼んだ。1分30秒置きに点滅する特殊照明を使って二つの仏像の神秘的な微笑みを最大に浮かび上がらせたとの評価を受けた。


金相雲 sukim@donga.com