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文大統領の「北と韓米軍事演習を協議」発言の翌日、ハリス駐韓国大使が「警戒を解いてはならない」と韓国戦争に言及

文大統領の「北と韓米軍事演習を協議」発言の翌日、ハリス駐韓国大使が「警戒を解いてはならない」と韓国戦争に言及

Posted January. 20, 2021 08:15,   

Updated January. 20, 2021 08:15

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「米韓同盟の活動と訓練は、韓半島とこの地域の平和を支援するためのものであり、(対北朝鮮防衛)態勢を維持し、警戒を緩めないために設計された」

米国のハリー・ハリス駐韓国大使は19日午前、韓米同盟財団と在韓米軍戦友会が主催した第8回韓米同盟フォーラムにリモートで参加し、「私たちが準備できていない時、どんなことが起こるのか歴史的な先例が多い」とし、このように明らかにした。ハリス氏は、「71年前の運命的な日に発生した事件も事例の一つ」と述べた。1950年、北朝鮮の韓国侵略で勃発した韓国戦争を例に挙げ、韓米合同軍事演習の重要性を強調したのだ。特にハリス氏は、「北朝鮮との外交が成功的であることを希望するが、希望だけが私たちの行動方針ではない」と強調した。

ハリス氏の発言は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が19日の新年記者会見で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の韓米合同軍事演習の中止要求に「必要なら南北軍事共同委員会を通じて協議できる」と発言した翌日に出た。

ハリス氏は、「北朝鮮がもはや文字通りの敵でないかもしれないが、第8回党大会で正恩氏が脅威と不義の状況に備えて北朝鮮の核戦争抑止力と軍事力を強化すると話したことを記憶しなければならない」と指摘した。また、「長く米韓同盟が北朝鮮の攻撃に対する防御壁の役割をしてきた。地域の安全保障安定の堅固な土台になっている」とし、「確実なことは、米国は米韓同盟に献身し、この先どのようなことが起こっても韓国側に立つということだ」と述べた。

ハリス氏は、「戦時作戦統制権(戦作権)は条件が満たされる近い将来に移管されるだろう」とし、「これが重要なのは、北朝鮮と中国が引き続き米韓同盟の決意をテストし、米韓の強力なきずなを弱める方法を探り、米韓を仲違いさせるために疑いを植えつけるためだ」とも述べた。戦作権移管の時期については、「未来連合司令部の運用能力検証と韓国軍の中核技術の確保が私たちの望みよりも進行が遅い」とし、「安全保障は絶対に急ぐ問題ではなく、移管を実現するには十分な時間が必要だ」と強調した。

中国を念頭に置いて、「ある国が皆さん(韓国)を苦しめるなら、皆さんと一つのチームになる準備ができていることを忘れないでほしい」と述べた。


權五赫 hyuk@donga.com