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指揮者ラトル氏、英国を離れてバイエルン響へ

指揮者ラトル氏、英国を離れてバイエルン響へ

Posted January. 13, 2021 08:02,   

Updated January. 13, 2021 08:02

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英国の世界的指揮者、サイモン・ラトル氏(66)が、ドイツ・ミュンヘンのバイエルン放送交響楽団(BRSO)の首席指揮者に任命され、2023年から活動を始めると、ドイツと英国のメディアが報じた。

通常、世界の主要交響楽団は、任期開始1、2年前に首席指揮者の任命を公開する。バイエルン放送交響楽団は、首席指揮者だったマリス・ヤンソンス氏が19年に心臓病で他界した後、首席指揮者が空席の状態で活動してきた。

 

ラトル氏は02年から18年には世界最高の名声を誇るベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務め、17年からは英国を代表するロンドン交響楽団の音楽監督を務めてきた。ロンドン交響楽団は同日、「ラトル氏の音楽監督の任期を23年まで延長し、その後、ラトル氏は名誉指揮者(Conductor Emeritus)として活動することになる」と発表した。

米紙ニューヨーク・タイムズは同日、ラトル氏が2年後にドイツに行くことを決めたのには、英国が欧州連合(EU)と決別した「ブレグジット」が決定的だったと報じた。ラトル氏の妻のメゾソプラノのマグダレーナ・コジェナーさんら家族はベルリン近郊で暮らしており、3人の子どもはドイツの学校に在学中だという。


ユ・ユンジョン文化専門記者 gustav@donga.com