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統一部長官、「宇宙機運の集中、韓半島大転換の時間」

統一部長官、「宇宙機運の集中、韓半島大転換の時間」

Posted January. 05, 2021 08:29,   

Updated January. 05, 2021 08:29

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李仁栄(イ・インヨン)統一部長官が4日、新年の辞で「宇宙の機運」に言及し、「韓半島の平和に向けて集中した大転換の時間が、私たちの前に開かれている」と述べた。

李氏は同日、映像を通じて公開した統一部の仕事初めの新年の辞で。「(ハリウッド映画)『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』を見ると、9つの世界が一列に並ぶ時、宇宙の機運が強力にまた強大に集中する。これをコンバージェンス(convergence)という」とし、このように述べた。また、「私たち自らの意志と努力で再び平和の春を呼び起こす可能性の時間が近づいている。ついに機会の時間が来ている」と強調した。一両日中に開かれると発表された北朝鮮の第8回党大会で出る金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長のメッセージ、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の新年記者会見、バイデン次期米大統領の就任が今月に集中していることを意味するとみられるが、南北関係が冷え切った状況で「宇宙の機運」まで取り上げた過度な楽観論を説いたのではないかと指摘されている。

李氏は、「上半期に南北協力の第一ボタンをちゃんと留めることができるなら、下半期には韓半島平和プロセスが本来の軌道に本格的に進入することもできる」とし、「新年に発足するバイデン政権が非核化の交渉でもう少し前向きな措置を取り、完全な非核化の意志を明らかにした北朝鮮も柔軟な態度を取るなら、韓半島の平和の車輪は再び回るだろう」とも述べた。

李氏は、「西海(ソヘ・黄海)での韓国国民射殺事件に対して北朝鮮側が異例にも迅速に謝罪し、(10月の)党創建日の軍事パレードでは、正恩氏が直接融和的な対南メッセージを発信した」とし、「小さいが南北関係の進展と情勢反転への期待感を残した」と述べた。


崔智善 aurinko@donga.com