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「恵まれない隣人のために」賞金をまた寄付した「蔚山義人家族」

「恵まれない隣人のために」賞金をまた寄付した「蔚山義人家族」

Posted December. 29, 2020 08:12,   

Updated December. 29, 2020 08:12

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「約束した通り、これからも賞金をもらえば、もっと貧しい隣人のために使います」

10月に大型火災が発生した蔚山(ウルサン)サムファン・アール・ヌーボー住商複合マンションで隣人18人の救助に貢献した「2802号の義人」ク・チャンシク氏(51)の家族が、警察庁などから受けた賞金全額を、恵まれない人々を助けるために寄付した。ク氏家族は10月も、ポスコ・チョンアム財団が授与した娘さんの奨学金を寄付した。

社会福祉共同募金会は28日、「クさんの家族は、賞金として受け取った1000万ウォンのうち、税金を差し引いた780万ウォン全額を慶尚北道清道郡(キョンサンブクド・チョンドグン)に寄付した」と明らかにした。警察庁とBGリテールは今月17日、ク氏を「児童安全市民賞」市民英雄部門の受賞者に選んで賞金を授与した。

これに対して、ク氏は自身の故郷である清道郡に、「生活が苦しい高齢者の方々を支援したい」と賞金を差し出した。清道郡はク氏の意向を尊重して、寄付金を地域の低所得老人39世帯に20万ウォンずつ支援する予定だ。ク氏と妻のチャン氏、息子のモソン氏(25)は火災当時、28階の自宅から避難する際、29階で赤ちゃんを抱いて助けを求めていた妊婦など18人を救出した。


キム・テソン記者 kts5710@donga.com