Go to contents

元在韓米軍司令官、「韓国の核武装時は同盟を失って孤立する」

元在韓米軍司令官、「韓国の核武装時は同盟を失って孤立する」

Posted November. 28, 2020 09:17,   

Updated November. 28, 2020 09:17

한국어

バーウェル・ベル元在韓米軍司令官(73)が、最近、韓国政界の一部で提起された韓国の核武装論について、「韓国が同盟を失って孤立しかねない。韓国の安保をさらに不安にさせる災いになる」と警告した。

 

ベル氏は26日(現地時間)、米政府系放送局のボイス・オブ・アメリカ(VOA)に声明を送り、「北朝鮮が核兵器のカードを繰り返し取り出すことで韓国が抱く挫折感は理解するが、このために韓国自ら核兵器を追求することは、韓国の国家安全保障の利益に明確に合致しない」と反対の意見を明らかにした。

  

2006~08年、在韓米軍司令官、国連軍司令官、韓米連合司令官を務めた4つ星将軍のベル氏は、「(韓国の核武装は)米国や日本との安定的で友好的な関係に向けた長期間の努力を破壊する。これは韓国に災いになり得る」とし、「米国も、北朝鮮の侵略に対抗して韓国と共に戦うという長年の公約から距離を置き、韓国に対する『核の傘』を撤回するほかないだろう」と診断した。

 

また、「米国が韓国との安保同盟を撤回すれば、韓国は北朝鮮、中国、ロシアに対抗して自ら自国を守らなければならない状態になる」とし、日本も韓国を直接的な脅威と見なし、対応しないわけにはいかなくなると指摘した。


兪載東 jarrett@donga.com