宋康昊とキム・ミンヒが米紙の「最高の俳優２５人」に選ばれる

俳優の宋康昊（ソン・ガンホ、５３）とキム・ミンヒ（３８）が、米紙ニューヨークタイムズが選んだ「２１世紀最高の俳優２５人」に、それぞれ６番目と１６番目に含まれた。同紙は２５日（現地時間）、映画批評家・マノーラ・ダルジスとアンソニー・オリバー・スコットが掲載した記事を通じてこのように選んだ。

同紙は、宋康昊について「２０２０年のアカデミー作品賞受賞作『パラサイト』で、貧しい家長役を演じて、ほとんどの米国観客に注目を受けることになった」と評価した。パラサイトの奉俊昊（ポン・ジュノ）監督は同紙とのインタビューで、「彼は育ち続けるキャンバスのようだ。筆づかいをいくらしても、さらにペイントするスペースがある。私にとって、彼は限りないダイヤモンド鉱山だ」と語った。

同紙Ｔは、キム・ミンヒについて、洪常秀（ホン・サンス）監督の映画「正しい日 間違えた日」（２０１５年）について言及しながら、「二人の男女が出会って、時間が経つにつれて生じる変化について絶妙なニュアンスを生かしたキム・ミンヒの演技が、映画の中心にある」とコメントした。朴贊郁（パク・チャヌク）監督の映画「お嬢さん」（２０１６年）では、「感情を隠してから噴出し、苦痛によって体と顔を歪める演技は複雑だが、（大衆の心を）緩ませる」と評した。

選ばれた俳優２５人のうち、米国の俳優・デンゼル・ワシントンが最初に、フランスの俳優・イザベル・ユペールが２番目に名を連ねた。


イ・ホジェ記者 hoho@donga.com