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米で来月11日にワクチンの初接種、「来年5月に集団免疫」

米で来月11日にワクチンの初接種、「来年5月に集団免疫」

Posted November. 24, 2020 09:28,   

Updated November. 24, 2020 09:28

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米国と欧州で、来月から新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が本格化すると見られる。

米ホワイトハウス新型コロナワクチン「高速作戦」チームのモンセフ・スラウイ最高責任者は、22日(現地時間)、CNNとのインタビューで、「早ければ来月11日に初のワクチン接種を開始し、来年5月に集団免疫を達成できるだろう」と明らかにした。最近アンソニー・ファウチ米国立アレルギー・感染症研究所長が、最初の接種可能時期を「12月末」と予想していたよりも2、3週間早い。来月10日に開かれる米食品医薬品局(FDA)の会議で、ファイザー・バイオエンテックが共同開発したワクチンの緊急使用を承認すれば、すぐに接種に乗り出すという意思を明らかにしたものと解釈される。

スラウイ責任者は、「ワクチンの緊急使用承認の申請、輸送などが予定通りに進めば、12月に最大で2000万人、以降毎月3000万人にワクチンが接種できる」とし、「人口の約70%が接種されれば、集団免疫ができるだろう。我々の計画通りなら、来年5月にそうなる可能性がある」と述べた。氏は、高齢者、基礎疾患者などの高危険群、医療従事者にまずワクチンを提供し、残りは各州政府が誰に最初に接種するかを独立的に決定すると付け加えた。

英国、ドイツ、スペインなどの欧州主要国も、ワクチン接種を急いでいる。テレグラフによると、英国民保健サービス(NHS)は、来月1日からワクチン接種を開始し、来年4月までに全国のすべての成人を対象にワクチンを接種するという計画を立てた。ドイツのイェンス・シュパーン保健長官も同日、「早ければ来月から、ワクチン接種を開始する」と語った。スペインのペドロ・サンチェス首相も、「来年1月に接種を始めて、3月までに人口の25%にワクチンを接種したい」と明らかにした。


兪載東 jarrett@donga.com