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中国の大学講義でBTS言及遮断、教授と衝突

中国の大学講義でBTS言及遮断、教授と衝突

Posted November. 17, 2020 08:38,   

Updated November. 17, 2020 08:38

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中国の大学当局が講義でBTS(防弾少年団)に言及しないよう要求し、韓国人教授が反発して講義を拒否する事態が起こったと、香港メディアが報じた。中国政府が自国のネットユーザーのBTS攻撃と距離を置く狙いがあるとみられるが、実際には大学の講義内容まで統制しているという指摘もある。

15日、香港のサウスチャイナ・モーニング・ポストによると、中国の四川大学-ピッツバーグ研究所(SCUPI)の助教授チョン・アルム氏(37)は先月、経営学部でK-POPのソフトパワーについて講義する予定だった。しかし、大学内で教育課程を担当する「コースコーディネーター」から、「BTSに関して何の言及もするな」と言われ、講義を拒否した。チョン氏は、「大学が講義内容を検閲することに腹が立った」とし、「しかも話にならない主張だったので、不愉快だった」と話した。SCUPIは、四川大学と米ピッツバーグ大学が共同設立した大学。

これに先立ち、先月12日、BTSが韓国戦争70年を迎えて韓米関係の発展に貢献した功労でヴァン・フリート賞を受賞し、「両国(韓米)が共に経験した苦難の歴史と無数の男女の犠牲を忘れない」と話したところ、中国の官営報道機関やネットユーザーが「米国に対抗して北朝鮮を支援した中国を無視した」と非難した。

同紙は、「韓国のK-POPが、中国共産党と会えばどんなことが起こるか」と題する記事で、中国のミレニアル世代がはまっているK-POPが政治的には『厄介な問題』になっていると付け加えた。1989年の天安門民主化デモを経験した後、愛国主義教育に力を入れてきた中国共産党が、若者の間で自由なK-POPの影響力が大きくなることを恐れているという分析もある。


趙鍾燁 jjj@donga.com