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KAISTチームが「アイアンマンオリンピック」で金・銅メダルを獲得

KAISTチームが「アイアンマンオリンピック」で金・銅メダルを獲得

Posted November. 16, 2020 09:43,   

Updated November. 16, 2020 09:43

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障害者選手が、いわばサイボーグになって記録を競う「サイ杯スロン大会」で、キム・ビョンウク、イ・ジュヒョン選手が着用型(ウェアラブル)ロボット部門で、それぞれ金メダルと銅メダルを獲得した。

KAISTは13日と14日、KAIST大田(テジョン)本院で開かれた大会で、コン・ギョンチョル機械工学科教授が率いるチーム・エンジェルロボッティクス所属の二人の選手が受賞したと、15日明らかにした。

サイ杯スロンとは、障害者選手がロボット技術を活用して、さまざまな任務を遂行する国際競技で、「アイアンマンオリンピック」とも呼ばれる。「アンドロイド」を意味するサイボーグ(cyborg)と「競技」を意味するラテン語のアスロン(athlon)の合成語だ。2016年にスイス・チューリッヒで初めて開始され、今回が二回目の大会となる。

KAIST・エンジェルロボットチームは、外骨格ロボットを着用して競う「エクソ(EXO)」種目に出場した。この種目では、ソファから立ち上がってカップを積む、障害物をジグザグで通過する、険地ウォーキング、階段の上り下り、傾斜路とドアを通過するなど、6つの任務を遂行する。プレーヤー1人が3回挑戦して最高記録を競う。今年の大会では、8カ国から12人の選手が出場した。

キム選手は3分47秒、イ選手は5分51秒で任務を遂行して、それぞれ金メダルと銅メダルを獲得した。キム選手は、「コン教授と複数の研究チームの支援があったからこそ、今日の結果は可能だった」と感想を明らかにした。イ選手は、「順位圏に入ることができるのか心配していたが、成果を上げて嬉しい」と語った。

彼らが着用した外骨格ロボット「ウォークオンスーツ4」は、最高時速が2.4キロで動くことができるというのが研究チームの説明だ。コン教授の研究チームと着用型ロボット開発会社エンジェルロボッティクス、セブランスリハビリ病院、チェ・ジョンス嶺南(ヨンナム)大学ロボット機械工学科教授チームなどが共同で開発に参加した。

コン教授チームは、4年前の大会でも同じ種目に参加して銅メダルを獲得したが、今回は金メダルと銅メダルを同時に受賞し、先の大会の物足りなさを軽減した。

中央(チュンアン)大学機械工学科のシン・ドンジュン教授チームは、「ビアゲイン」チームを立ち上げて、ロボット自転車でレースを繰り広げる「機能的電気刺激(FES・Functional electrical stimulation)」のレースに出た。FESは、下半身麻痺患者が足の筋肉に加わる電気刺激を利用して、足を動かしてペダルを踏みながらトラックを回る種目だ。FES種目に韓国チームが参加したのは今回が初めてだが、初出場にも拘わらず5位となり、可能性を示した。


コ・ジェウォン記者 jawon1212@donga.com