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バイデン氏早くも当選者モード、コロナと経済危機のブリーフィング受ける

バイデン氏早くも当選者モード、コロナと経済危機のブリーフィング受ける

Posted November. 07, 2020 07:53,   

Updated November. 07, 2020 07:53

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開票が行われている米大統領選で、「マジックナンバー」(選挙人270人)に迫った民主党候補のバイデン前副大統領は、余裕のある自信を見せている。「不法投票」の主張などトランプ氏の攻撃にいちいち対応せず、国民に忍耐強く冷静に開票が終わるのは待つよう呼びかけた。専門家たちから新型コロナウイルスと経済問題に関する非公開のブリーフィングを受け、当選後に備える態度もうかがわせた。

バイデン氏は5日(現地時間)午前、自宅があるデラウェア州ウィルミントンで記者団に、「集計が終わり次第、ハリス副大統領候補と私が勝者に確定すると確信している」とし、「皆冷静であることを願う」と話した。また、「米国の大統領を選ぶのは、有権者の意思以外にはない」とし、「すべての票を数えなくてはならない」と強調した。

バイデン氏は忍耐についても話した。「民主主義は時に煩わしく、若干の忍耐を必要とする」とし、「開票は進行しており、すぐに結果を知ることになるだろう」と支持者を落ち着かせた。ツイッターには、「信じなさい。私たちは勝つ」と投稿した。大統領選の結果が有利に流れているので、激昂するトランプ氏とは違って余裕のある態度を見せた。

 

バイデン氏は前日、政権移行チームのウェブサイトを開設したのに続き、同日はハリス副大統領候補とともに新型コロナウイルスと経済問題に関連して、保健・経済分野諮問団の非公開のブリーフィングを受けた。当選が有力な状況で、懸案を直接聴く態度を見せた。その後、バイデン氏は、「今、新型コロナウイルスとこの国が直面した危機に関するブリーフィングを受けた」とし、「この感染症で米国で24万人に近い命が失われた。米国のすべての家族は、この深刻な病気で愛する人を失った」と述べた。トランプ氏の「コロナ失政」を再び強調し、当選すれば事態解決に集中する意欲を示したのだ。

選挙後に激しさを増す米国の分裂については、再び統合を強調した。バイデン氏はツイッターに、「私は民主党から立候補しているが、『米国の大統領』として国を統治する」と投稿した。米紙ワシントン・ポストは、「バイデン氏がホワイトハウスへの入城を冷静に準備している」と評価した。

選挙対策本部は、選挙結果に強い自信を示した。同紙によると同日、バイデン陣営のジェン・オマリー・ディロン選対本部長は、バイデン氏がアリゾナ州を含め勝利者が確定していない5州のうち少なくとも3州で勝って当選すると明らかにした。バイデン氏がリードしているアリゾナとネバタだけでなく接戦しているジョージアやペンシルバニアでも勝利を期待しているという。

 

トランプ氏の「不法投票」、「選挙詐欺」の主張を一蹴した。バイデン選挙対策本部の関係者は「トランプ氏の根拠のない主張は、彼が負けているという明確な信号にすぎない」と述べたと、CNNは伝えた。バイデン陣営の選挙専門家は、政治専門メディア「ポリティコ」に、「(当選確定の)電話がくるまで、私たちは勝ったとは言わない」としながらも、「勝利演説は準備できている。バイデン氏は適切な時に勝利を宣言するだろう」と述べた。


趙鍾燁 jjj@donga.com